
ニッポン放送とツァイト・フォトの共催で、1930年前のSPレコードコンサートを、明治生命ビル地下で2日間に渡って開催した。
この会場は1934年に完成したアールデコ様式の空間であり、このコンサートの演奏家達の時代と一致していた。
ジャズ、ラテン音楽そしてクラシックの名盤が、美しい音を出して会場に来た人達を驚かせた。
皮肉な事に、これらのSPレコードは、電機吹き込み式になったばかりの超アナログの産物だが、そこに入っている情報量は自然で素晴らしく、そして充分すぎる程充分である。
いまのCDやDVDでの録音ではこのSPの足元にも及ばない。
文明の進化とは一体何なのか?
各演奏を聞きながら色々と考えさせられた。
ツァイト・フォト
石原